MENU
シマノ

アンフィックス/シマノ-あの大人気パックロッドの後継!?

yoshizo-typeR

シマノにフリーゲームXTっていう、大人気のパックロッドがあったんです。1万円後半から2万円台の価格で、機種が豊富でコンパクトでありながら、性能もしっかりしている優等生パックロッド。てっきりモデルチェンジすると思っていたら、なくなっちゃたんですよ。

残念だなぁって思ってたら、なんとアンフィックスっていう、よく似た価格帯のパックロッドが登場したんです。

基本情報

メーカー:シマノ(SHIMANO)

ロッド名:アンフィックス(UNFIX)

発売年:2024年

カテゴリー:フリースタイル

スペック

※下表は横スクロールできます

品番全長(ft.)全長(m)継ぎ方式継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)ルアーウェイト(g)ジグウェイト(g)エギサイズ(号)錘負荷(号)適合ラインナイロン・フロロ(lb)適合ラインPE(号)グリップタイプリールシート位置(mm)リールシートタイプカーボン含有率(%)本体価格(円)
B66ML-56’6″1.98並継5451101.75-214-107-14MAX 2セパレート264DOWNLOCK8929,500円
B66M-56’6″1.98並継545.41051.97-285-158-16MAX 3セパレート269DOWNLOCK90.630,000円
B66MH-56’6″1.98並継5461172.110-428-2010-20MAX 4セパレート274DOWNLOCK91.330,500円
B66H-56’6″1.98並継546.61202.114-5610-3512-25MAX 5セパレート279DOWNLOCK92.731,000円
B66XH-56’6″1.98並継547.21222.118-7212-3014-30MAX 6セパレート284DOWNLOCK91.531,500円
S58UL-S/45’8″1.73並継450650.70.6-60.3-21-3MAX 0.6セパレート200DOWNLOCK90.528,500円
S64UL-56’4″1.93並継543.5871.53-120.8-52.5-5MAX 0.8セパレート210DOWNLOCK62.528,500円
S64L-56’4″1.93並継544.7901.54-151-83-6MAX 1セパレート215DOWNLOCK6529,000円
S70M-57’0″2.13並継548.81121.58-35MAX 455-158-20MAX 1.5セパレート393UPLOCK92.430,000円
S70MH-57’0″2.13並継547.61171.710-42MAX 608-2010-24MAX 2セパレート400UPLOCK92.130,500円
S76ML-57’6″2.29並継550.71251.77-28MAX 352-3.54-106-16MAX 1.2セパレート394UPLOCK92.930,500円
S86M-58’6″2.59並継556.41321.68-35MAX 452.5-45-158-20MAX 1.5セパレート430UPLOCK93.631,500円

充実のラインナップ

モデル名で頭が「B」がベイトロッド、「S」がスピニングロッドです。前者は5モデル、後者は7モデルというラインナップが豊富なのは嬉しいポイントです。淡水ではトラウトやブラックバス、海水ではアジやメバル、シーバスなど、フィールドや対象魚を問わず対応できるようになっています。

まさにキャッチフレーズの通り。最初に述べたフリーゲームXTも魚種を問わないラインナップでしたが、アンフィックスも負けてはいません。

おすすめのアソビカタが紹介されていますが、それはあくまでもおすすめ。別にベイトで青物を狙っても良いし、S86M-5でバスをやっても良いんです。遊びなんだから自由だぁ~!フリーゲームだぁ~!(アンフィックスです)

仕様・搭載技術

シマノロッドに幅広く採用されているスパイラルXを搭載。ブランクはカーボンシートを巻いたもので繊維があります。その繊維を縦と横方向に加えて、斜め方向にも走るように巻くことで強度をアップさせています。

ここ数年、ロッド制作において当たり前となった技術ですが、シマノはだいぶ昔から斜め方向にもカーボンシートを巻いていた記憶です。10年以上前に愛用していたスコーピオンのパックロッドでもそうなってたし。

ソリッドティップを採用しているロッドのみに搭載。アンフィックスだと「S58UL-S/4」だけですね。感度の良い掛け調子のティップだそうです。

CI4+とは、カーボン繊維で強化した樹脂素材です。ダイワだと同じ手法で作った素材をZION(ザイオン)と呼んでいます。主にリールに使われる素材ですが、ロッドのグリップにも使われるようになりました。通常の樹脂と比べて強度に優れているため、その分軽量化できるのが特徴。

ガイドは形状がKフレーム、フレーム素材はステンレス、リング素材はアルコナイトでしょう。HPで明記されてはいませんが、価格から察するにこの仕様だと思われます。だってSICとかチタンとか高級素材使ってたら言うでしょ。

スピニングモデルのグリップは下部がふっくらしている形状。正直に言うと筆者はあまり好きではないタイプ。薬指や小指がくるあたりが太いと握りにくく感じるうえに、手が疲れるんですよね。

ケースはソフトケースが付属。写真のように自転車のフレームなどに巻き付けられるよう、長めのバンドを使っているとのこと。ハードケースが必要なら、他のパックロッドに付属しているものや、図面ケースを使えば良い話。パックロッドの付属ケースはソフトケースだけが正解です。

まとめ

フリーゲームXTからアンフィックスになって、9フィート以上のロングロッドだったり、ライトなベイトロッドだったり、ラインナップから消えてしまった機種があるのは、あまり人気のなかったものをなくして採算性を高めた結果なのでしょうか。代わりにベイトモデルが充実していますが、多くはバスフィッシング向けとなっています。フリーゲームXTは、ソルト系の釣りがメインのラインナップだったことを踏まえても、アンフィックスが完全に後継とは言えそうにありません。とはいえ、重複する部分が多いのも事実。フリーゲームXT難民の方々のファーストチョイスにもなりえるし、そもそもフリーゲームXTを使っていなかった人には後継だとかは関係のないこと。アンフィックスがシマノの『フリースタイル』というジャンルを彩る魅力的なパックロッドであることは間違いありません。

ABOUT ME
記事URLをコピーしました