B-BREAMER SSD(B-ブリーマーSSD)にテレスコピックモデルが新登場!
ここ最近、盛り上がりを見せているクロダイ釣り。関西方面(主に大阪の淀川)を中心に、けっこう前から存在していた釣りですが、関東(主に東京の荒川)でも人気に火がついた感があります。
主なポイントは河川の河口部と、シーバスと同じようなポイントであるものの、テキサスリグやフリーリグなどバスフィッシングと似たようなメソッドで釣れることもあり、その釣趣は大きく異なります。共通しているのは釣って楽しいということ。そんなクロダイフィッシングを楽しむためのパックロッドがテイルウォークから新登場です。
基本情報
名称:B-BREAMER SSD(読み:ビーブリーマーエスエスディー)
メーカー:テイルウォーク
発売年月:2024年3月
モバイルタイプ:テレスコピックモデル
スペック
MODEL | LENGTH(ft.in) | PIECE | CLOSED LENGTH(cm) | ROD WEIGHT(g) | LURE WEIGHT(g) | LINE WEIGHT(PE) | L1(mm) | L2(mm) | GRIP TYPE | RETAIL PRICE(JPY) |
C76ML/SL | 7’6″ | 2 | 118 | 130 | 3.5-18 | 0.4-1.0 | 395 | 270 | A | 27,000 |
C77M+/SSL | 7’7″ | 2 | 119 | 146 | 5-21 | 0.6-1.5 | 395 | 270 | A | 28,000 |
S76ML/SL | 7’6″ | 2 | 118 | 128 | 3.5-18 | 0.4-1.0 | 385 | 260 | B | 26,000 |
S710M/SSL | 7’10” | 2 | 123 | 133 | 5-21 | 0.6-1.5 | 385 | 260 | B | 27,000 |
C73ML/SL-T | 7’3″ | 6 | 56 | 117 | 3.5-18 | 0.4-1.0 | 390 | 270 | A | 30,000 |
S73ML/SL-T | 7’3″ | 6 | 59 | 118 | 3.5-18 | 0.4-1.0 | 380 | 260 | B | 29,000 |
テレスコピックモデルはC73ML/SL-T(ベイト)とS73ML/SL-T(スピニング)の2機種です。これくらいの価格帯だとジョイント方式を採用するパックロッドが多い中、テレスコピックにしてくれたのは唯一性がありますね。
クロダイロッドとしては、ボトム系の釣りを中心に幅広く対応できるスペックとなっています。また、クロダイ以外にも、中型までのシーバスねらいや、メッキ、カマスなどのライトゲームにも対応できそうです。
惜しいのはモバイルレングスが少し長めなことでしょうか。個人的に目安としているのは55cm。それを超えると大きめのカバンやキャリーに収まりにくくなる印象です。
ブランクをチェック
特徴的なのは、全機種ソリッドティップを採用していること。巻く釣りよりも止めて誘う釣りを意識していることが伺えます。ソリッドティップとはいえ、素材はグラスではなくカーボン。食い込みよりも感度を意識した設計となっています。
ちなみに、機種名末尾がSLだとソリッドティップで、SSLだとショートソリッドティップだそうです。
ガイドをチェック
ガイドはすべてKフレームでSICリング。テレスコピックながら、ジョイントタイプのロッドに使う通常のガイドを誘導式にしたものが採用されています。テレスコピックの大きな弱点であるガイドの制約をクリアしています。
ただ1つ注文をつけるなら、同社のアウトバックビヨンドで採用されたモバイルKガイドを搭載してほしかったですね。せっかくのオリジナルなんだから。
グリップをチェック
Z-SHAPE REEL SEETという、テイルウォークオリジナルのグリップが使われています。オリジナルリールシートはダイワやシマノ、アブなどの大手メーカーでは当たり前になっていますが、小規模メーカーでつくっているところは少ないです。
フロントグリップは、一見プラスチックぽいですが金属となっています。金属素材は重かったり、冬は冷たくなったり、強度を必要としない部分においてはデメリットが目につきがちですが、一方で金属のカッチリ感と高級感は樹脂素材にはないメリット。
まとめ
B-BREAMER SSDの最大の魅力は、テレスコピックのクロダイロッドという唯一性でしょう。もちろん、メインとして使える性能をもっているのも大きなポイント。
もはやメインロッドは1ピースor2ピースで、パックロッドはサブロッドという図式は古いと思うんです。メインロッドがパックロッドなら、持ち運びも便利で言うことなし! もちろん、スペックが求めているものに合致するのが大前提ではありますが。
同じパックロッドでも、テレスコピックはジョイントタイプと違って、ラインを通したまま短くできるというメリットがあります。もうこれ、チャリンコでランガンしてって言っているようなものだよね。天気の良い昼下がり、河川敷のサイクリングロードを走りながら、気になったところを撃っていく……。想像しただけで気持ちよさそうな釣りですね。